ロゴス腹話術研究会 四段師範 春風とんぼ
こんにちは、春風とんぼです。
ホームページに二回開講しました。話の内容は理解して頂けましたでしょうか。
私は、師匠に出合う迄、実に十年かかりました。驚きの出合い、感動は忘れられません。地の涯まで追いかけて教えを乞いました。今は何か簡単に技を学ぶことが出きるようで、うらやましく却って気合抜けします。
さて、師匠は「腹話術の心と技」を学び取れといわれます。ロゴスとはギリシャ語で「ことば」です。ことばは此方の言うことが伝わる。伝える大切な役目があります。
わかり易いことば 聞きとれることば 明るい楽しいことばを使って台本づくりをしたいものです。
「技」は前にもお話したように、術者と人形がお客さんの心をとらえる「通い」の出きる人形操作・表現・態度を作り上げたいものです。
そのために次に示すことをよく学びとって下さい。
笑顔づくり(鏡を見て一番良い笑顔を作って下さい)
発声法(人形の声「頭音」は腹式呼吸の吐く息を利用する。)
基本台本の学び 基本操作 基本表現
(1)九(キュウ)パタ
(九番目の操作)
○けんちゃん(術者が人形を見る)
×ナーニ(人形が術者を見る)
○あのねえ(術者は正面を見る)
×ウン(人形の正面を見る)
(2)「ま」
4拍と○拍
○けんちゃん と人形に呼びかけ人形を見る
○○○○ と「ま」をおいて ※○は一拍
×ナーニ と人形が応え術者を見る
(間は無し)
○あのねえ 人形に言うつもりで客に言う(正面みる)
(間は無し)
×ウン 術者に言うつもりで客に言う(正面みる)
(1)の九パタと(2)の「ま」の組み合わせを一コマとして基本の台本を続けると一つの会話が成立します。
×ナーニ
○あのね
×ウン
×イツツ
○そう5つなの
×ウン
この一コマのくりかえし 会話・呼びかけとお返事です。
○は術者の声(胸音)
×はお人形の声(頭音)
お好きな話をお子さんやお孫さんにするように綴ってみて下さい。
もし判らなければ、春風とんぼにお尋ね下さい。
次回から 実技・実演についてお話します。