腹話術教室 その5 (初心者向け最終回)

ロゴス腹話術研究会 四段師範 春風とんぼ

こんにちは 春風とんぼです。
第五頁をみなさんにお送りします。今迄は、人形の動きと、術者 観客を意識しての話ばかりでした。
いよいよ台本づくりです。その3で少しお話をしましたが実際に あなたの言葉で作って見てください。

○は術者
 昔々にね
×は人形
 ウン
○は術者
 おじいさんは かわいーい犬を
×は人形
 カッテイター

と会話形式で綴って見てください。

 白い犬だからシロ
×
 シローーシローー
 呼ぶとしっぽをふって
×
 カワイイネ

思いつくままに書いて見て下さい。

次は 人形を抱いて○×の順で術者と人形が会話を交して下さい。もう立派な腹話術師の誕生です。

最初からの動作をもう一度復習して見ましょう
1 人形をやさしく抱いてニコヤカに入場します
2 中央の椅子に座り あなたの膝に人形を座らせます
3 右へそして左へ軽く会釈し中央にも深く挨拶します
4 挨拶が終ったら 術者と人形は顔を見合わせ互いに挨拶
5 二人は正面に向き 術者が ○けんちゃん と呼ぶ
6          人形が ×ナーニ   と答える
7          術者が ○あのね  とお客さんを見る
8          人形が ×ウン と答えお客さんを見る
7の時—あなたの目線がお客さんの目線を捕える
8の時—人形の目線がお客さんの目線と会えば
ロゴスの腹話術は成立します。

台本と合わせた人間の動作(操作)が出来ると楽しくなります。
お客さんから 「おーすごい すごい、プロ並みだね」と言われると ついつい自慢したくなりますが、どんな芸でもお稽古をして上手になるものです。
事務局へ どんなご質問でもよろしいからお問い合わせください。

今 私たちが目指しているのは 認知症の方や知的障がいを持った方たちと「笑い」「よろこび」「楽しみ」が共有できることです。
目線と目線を合わせて楽しい日々が送れるように祈っております。